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フライドポテト屋台の原価と利益率を徹底解説|販売価格の決め方

エミリー / 更新:2026-07-04
フライドポテトの屋台、原価が安いって聞くけど本当に儲かるの?と迷っている人へ。結論だけ先に言うと、原材料費だけ見れば1食60〜80円ほどで済みます。でも油代・包材・光熱費・人件費を足すと、実質の原価率は30〜40%まで上がる、というのが私の計算です。
  • フライドポテトの原材料費は1食あたりおよそ60〜80円が目安。
  • 冷凍ポテトの仕入れ単価が原価の大半を占め、種類で歩留まりが変わる。
  • 販売価格はプレーンで300円、味付きで350円が屋台の相場ライン。
  • 油・包材・光熱費まで足した実質原価率は30〜40%を見ておくと安全。
  • 人件費と廃棄ロスを引くと、手残りは思ったより少ない。

私はいまクレープのキッチンカーで開業準備中で、資金内訳400万円を実例で記録しています。ポテトは開業候補メニューとして本気で試算しました。その数字をそのまま出します。

フライドポテト屋台の原価はいくら?結論から解説

フライドポテト1食の原材料費はおよそ60〜80円で、販売価格300〜350円に対する原材料ベースの原価率は約20〜25%です。

1食あたりの原材料費と販売価格の目安

屋台で出す1食はだいたい150gが目安。冷凍ポテトの仕入れが1kgあたり400円前後だとすると、150gで約60円です。

ここに味付けの粉を少し足しても、原材料は70〜80円に収まります。プレーンで300円、味付きで350円という価格設定は、屋台の現場でよく見る水準です。

原材料だけで見れば原価率20〜25%。ただしこれは「ポテトと粉だけ」の数字で、実際の利益とは別物です。ここを勘違いすると痛い目に遭います。

原価率とは何かをやさしく説明

原価率とは、売った金額に対して仕入れ・材料費がどれだけの割合を占めるかを表す数字です。300円で売って原価60円なら、原価率は20%になります。

低いほど1食あたりの儲けが大きい、というのが基本の考え方。フライドポテトが「原価率が低い商材」と呼ばれるのは、この材料ベースの数字が小さいからです。

でも正直に言うと、この材料ベースの原価率だけを見て「儲かる」と判断するのは危険だと私は思っています。

業務用冷凍ポテトの仕入れ単価と種類別の原価比較

業務用冷凍ポテトの仕入れは1kgあたり350〜500円が中心で、種類によって1食の原価と歩留まりが変わります。

カット済み冷凍ポテトの仕入れ単価

屋台で使うのはほぼ全員がカット済みの冷凍ポテトです。皮むきやカットの手間がゼロで、揚げるだけ。ロスも出にくい。

仕入れ単価は業者や量によって幅がありますが、私が見積もりを取った範囲では1kg350〜500円。1食150gなら約53〜75円です。

シューストリング・ウェッジ・皮付きの原価と歩留まり

同じ冷凍ポテトでも、細いシューストリングと太いウェッジでは揚げ時間も見栄えも違います。歩留まり(実際に商品として出せる割合)も微妙に差が出る。

冷凍ポテト種類別の原価イメージ(1食150g・仕入れ単価は目安)
金額は仕入れ見積もりからの試算。ロットや業者で変動します。
種類特徴1kg単価の目安1食(150g)原価揚げ時間
シューストリング細切り。早く揚がるがちぎれやすい400円前後約60円短い
ウェッジくし形。ボリューム感が出て単価を上げやすい450円前後約68円長め
皮付き皮つきで見栄えが良い。原価はやや高め480円前後約72円長め

私ならウェッジを推します。見た目のボリュームが出て350円でも納得感があり、価格転嫁しやすいからです。細いシューストリングは早く揚がる反面、量が少なく見えて損した気分にさせやすい。

仕入れ先・ロットによる単価の変動

同じ商品でも、1ケース買いと10ケース買いでは1kgあたりの単価がはっきり変わります。まとめ買いほど安い。

ただし冷凍庫の保管容量と、売れ残ったときのリスクとの兼ね合いです。初回はいきなり大量発注せず、売れ行きを見てからロットを上げるのが安全だと私は考えています。

見落としがちな原価を足した実質原価率の出し方

油・包材・光熱費を加えると、フライドポテトの実質原価率は材料ベースの20%台から30〜40%まで上がります。

調理油のコストと交換・再利用の考え方

揚げ物商売で一番読み違えやすいのが油代です。ポテトは油をよく吸うし、揚げカスで油が濁りやすい。

業務用の揚げ油は18リットルで数千円。何日か使い回せますが、色や匂いが落ちれば交換が必要です。1食あたりに割り戻すと数円〜10円程度が油のコストとして乗ってきます。

容器・カップ・爪楊枝など包材コスト

意外とばかにできないのが包材です。紙カップ、紙袋、フォークや爪楊枝、味付き用の袋。1食あたり10〜20円は見ておくべきです。

私はクレープの見積もりで包材を甘く見て、後で計算し直した経験があります。ここを原価に入れ忘れると、あとで「利益が思ったより残らない」の正体になります。

LPガス・電気代など光熱費を含めた計算

フライヤーを動かす電気またはLPガス代も原価です。電気式二層フライヤーなら消費電力が大きく、1日出店で数百円〜千円台の電気代がかかります。

フライドポテト1食(350円・味付き)の実質原価の内訳イメージ
筆者の試算。仕入れ・出店条件で変動します。
項目1食あたり備考
ポテト材料約68円ウェッジ150gで試算
味付け粉約10円シャカシャカ系1種
油代約8円使い回し前提で割り戻し
包材約15円カップ・袋・フォーク
光熱費約8円電気/ガスを販売数で按分
合計原価約109円実質原価率 約31%
材料だけなら原価率20%台。でも油・包材・光熱費を足すと約31%になります。「安く仕入れたのに残らない」の原因はここにあります。

初期設備投資とレンタル費用のシミュレーション

フライヤーや保温器の初期投資は数万円〜十数万円で、単発イベントならレンタルという選択肢もあります。

フライヤー・保温器の購入と減価償却

電気式の二層フライヤーは数万円台から。これに揚げたポテトを温かく保つ保温器を足します。

買い切りにするなら、この設備費を何食で回収するかを決めておく。仮に設備に10万円かけたなら、1食の利益200円で500食売ってようやく設備分が消える計算です。長く続ける前提なら購入、数回だけならレンタルが合理的だと私は判断しています。

フライヤーレンタルの費用感

単発のお祭り出店なら、フライヤーはレンタルで揃えられます。何人規模のイベントか、どれだけ客が来るかでフライヤーの容量が変わるので、まず実行委員会に想定客数を確認するのが先です。

電気式の二層式くらいが手頃で扱いやすい、という現場の声があります。この点は同業者への聞き取りで確認しました。

何人規模のお祭りなのか、どのくらいの客入りが予想されるのかで使うフライヤーが変わってきます。電気式の二層式くらいが手頃なのではないかと思います。この他に保温器なども必要ですね。

販売価格の決め方と損益分岐点の計算例

プレーン300円・味付き350円を基準にすると、1食の利益は約240円、設備・出店料を回収する損益分岐点はその総額を240円で割った販売数になります。

味付けバリエーション追加時の原価増と価格転嫁

塩だけだと正直つまらない。コンソメ・のり塩・チーズなどのシャカシャカ系パウダーを足すと客単価を上げやすくなります。

ただし味を増やすほど粉の在庫と手間が増える。3種類くらいをメドにするのが現実的です。味付き1食の粉コストは10円前後で、350円に転嫁すれば十分吸収できます。

塩味だけだと面白くないのでシャカシャカパウダー使ってメニューも数種類用意したほうがウケますね。とはいえメニューを広げすぎると大変なので3種類をメドに。

1日あたりの必要販売数の求め方

必要販売数は「回収したい固定費 ÷ 1食の利益」で出せます。1食の利益は、味付き350円から実質原価109円を引いた241円です。

損益分岐点の計算例(味付き350円・1食利益241円)
固定費は出店1日あたりの想定。条件で変わります。
回収したい固定費内容必要販売数1日で現実的か
1万円出店料+レンタル約42食現実的
3万円出店料+設備+人件費1名約125食客入り次第
5万円大型イベント出店料込み約208食高回転が必要

42食なら1日でこなせる数字です。125食を超えてくると、フライヤーの揚げ能力と人手が追いつくかがカギになります。ここを甘く見積もると、行列を前に売り逃す。

立地・イベント規模と出店料の関係

出店料は場所と客入りに比例します。大きいイベントほど出店料は高いが、その分売れる数も増える。要は必要販売数を超える集客が見込めるかどうかです。

売上を伸ばすコツとして、ポテトに合うジュースやビールを売る店の近くに出店させてもらう、という手があります。飲み物とセットで手が伸びやすいからです。

人件費・廃棄ロスまで含めた本当の利益率を検証

人件費と廃棄ロスを引くと、フライドポテト屋台の実質的な利益率は原材料ベースの印象より確実に下がります。

売れ残りリスクを織り込んだ利益計算

冷凍ポテトは未開封なら在庫として持ち越せるのが強みです。生ものより廃棄ロスは出にくい。

ただし揚げてしまったポテトは時間が経つとしなびて売り物にならない。作り置きしすぎると廃棄が出ます。注文が入ってから揚げる運用にすれば、このロスはかなり抑えられます。

人件費を含めた実質的な利益率

1人で回すなら人件費はゼロに見えますが、実際は自分の労働時間です。バイトを1名雇えば、日当分がまるごと固定費に乗ります。

材料ベースの原価率20%台でも、油・包材・光熱費で約31%、そこに人件費と出店料を乗せると実質の利益率は体感で20〜30%まで落ちる。これがフライドポテト屋台の「本当のところ」です。

他の屋台メニューとの原価率・回転率の比較

フライドポテトは原価率が低い屋台メニューの一角ですが、わたあめ・かき氷ほど極端に低くはなく、調理の手軽さと回転率のバランスで選ばれる商材です。

原価率が低い商材との位置づけ

屋台で原価率が低いと語られる定番は、わたあめ・かき氷・チュロス・珈琲あたり。フライドポテトもその仲間に入りますが、砂糖と水だけのわたあめほど材料費は安くありません。

その代わり、ポテトは通年で売れて味の飽きが来にくい。かき氷のような季節依存がないのは実務的な強みです。

たこ焼き・クレープとの比較優位

たこ焼きやクレープと比べたポテトの最大の利点は、調理がシンプルで技術がいらないこと。揚げて塩を振るだけなので、慣れていないスタッフでも回せます。

私が準備しているクレープは、焼く技術と時間がかかる。1枚に手間がかかるぶん回転が上げにくい。その点、ポテトは注文から提供までが速く、行列をさばきやすい。正直、開業のしやすさだけならポテトに軍配が上がると感じています。

屋台出店に必要な許可と衛生管理の注意点

屋台でフライドポテトを販売するには保健所への営業許可の届出が必要で、これを飛ばすと出店そのものができません。

保健所への届出と営業許可

食品を販売する以上、管轄の保健所への届出と営業許可が前提です。イベント出店の場合は主催者側で必要な許可が案内されることも多いので、申し込み時に必ず確認してください。

許可の要件や手数料は自治体ごとに違います。詳細は厚生労働省と自分の営業地域の保健所の情報を一次で確認するのが確実です。

食品を扱う上での衛生の基本

衛生の基本は、こまめな手洗いとアルコール消毒、髪の毛が落ちない帽子やバンダナの着用。爪を短く、派手なマニキュアは避ける。当たり前ですが、揚げ物を扱う現場では特に守るべき点です。

お金を取って食品を出す以上、プロ意識で臨むこと。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の一言も、リピートに効く基本だと私は考えています。

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エミリー

キッチンカー開業準備中 ・ 食品衛生責任者 ・ 資金内訳400万円を実例公開

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