屋台で儲かるランキング15選|原価率と利益で比較【最新版】

結論から言うと、原価率が低いメニューは確かに有利です。ただし「原価率が低い=必ず儲かる」ではありません。立地・天候・回転数で結果は大きく変わります。
この記事では、テレビ番組や業界記事の調査をもとにしたランキングと、私自身がキッチンカー開業準備で実際に積み上げてきた費用・許可の話を合わせて整理します。何を選び、いくらかかり、どこでつまずくのか。判断材料をまとめて渡します。
屋台で儲かる食べ物ランキング15選【原価率・利益で比較】
まず順位を見ます。ここで使う数字は公的統計ではありません。テレビ番組『月曜から夜ふかし』の自由研究企画(56組調査)と、業界記事の推定原価率です。出典は本文と末尾に明記します。

正直に言うと、私もこのランキングを最初に見たとき「氷を削るだけで本当に勝てるのか」と疑いました。でも原価率の数字を並べると、納得せざるを得ません。
第1位わたあめ・第2位かき氷など上位メニュー
業界記事の推定では、綿あめの原価率は2.7%、かき氷は3.3%、チュロスは5.7%。砂糖や氷といった単一素材で完結するメニューが上位を占めます。
一方、『月曜から夜ふかし』の屋台調査(56組)では、儲かると思うメニューの票数で1位がかき氷、2位が焼きそば、3位がベビーカステラでした。原価の安さと「売りやすさ」の両方が評価されています。
ランキング外でも注目の唐揚げ・焼きそば・たこ焼き
原価率だけ見れば不利でも、回転と客単価で稼ぐタイプがあります。フライドポテトは推定原価率26%。数字だけ見ると高めです。でも回転が速く、トッピングで単価を上げられる。
焼きそばは『月曜から夜ふかし』調査で2位(10票)。値上げしても原価が目立ちにくく売れやすい、というのが現場の評価でした。唐揚げ・たこ焼きも腹を満たす主食系として安定して動きます。
各メニューを同じ観点で並べた比較表
| メニュー | 推定原価率 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| わたあめ | 2.7% | 利益率重視 | 砂糖のみ。食中毒リスクが低く調理も単純 |
| かき氷 | 3.3% | 利益率重視 | 氷が主原料。暑い時期に強い |
| チュロス | 5.7% | 利益率重視 | 小麦粉と油が中心。香りで集客しやすい |
| フライドポテト | 26% | 回転・単価重視 | 回転が速くトッピングで単価を上げやすい |
| 焼きそば | 記載なし(要確認) | 回転・単価重視 | 主食系で売れやすい。番組調査で2位 |
| ベビーカステラ | 記載なし(要確認) | 利益率重視 | 原価が安く調理が簡単。番組調査で3位 |
焼きそばとベビーカステラの具体的な原価率は、手元の出典に数値が無いため「要確認」としています。推測の数字は入れません。
ランキングを見るうえでの注意点
このランキングに公的統計はありません。番組企画と業界ブログの推定です。だから順位を鵜呑みにするのは危険。
原価率が低いメニューほど、客単価も低くなりがちです。わたあめ1個で得られる粗利は小さい。数を売ってはじめて成立します。回転数を取れない立地なら、むしろ単価の高い商材のほうが残ることもあります。
原価率と1日の利益はどれくらい?売上シミュレーション
原価率だけ眺めても「で、いくら残るの」が見えません。ここでは原価率の出し方と、想定販売数を使った粗利の見方を整理します。

原価率の計算方法と各メニューの原価率の根拠
原価率は「材料費 ÷ 売価 × 100」で出します。わたあめを300円で売り、砂糖代が約8円なら、原価率は2.7%前後。出典の数字とほぼ一致します。
逆算すれば、原価率2.7%は1個あたり粗利が売価の約97%という意味です。理屈の上では。ただしここに割り箸・袋・電気代は含まれていません。
1日あたりの想定販売数と粗利の具体例
ここからは私の独自試算です。出典のある原価率(わたあめ2.7%、かき氷3.3%、ポテト26%)を使い、売価と販売数を仮に置いて粗利を出しました。販売数は仮定の数字で、保証された実績ではありません。
| メニュー | 売価(仮) | 販売数(仮) | 売上 | 材料費 | 粗利(概算) |
|---|---|---|---|---|---|
| わたあめ | 300円 | 150個 | 45,000円 | 約1,215円 | 約43,785円 |
| かき氷 | 400円 | 120個 | 48,000円 | 約1,584円 | 約46,416円 |
| フライドポテト | 400円 | 150食 | 60,000円 | 約15,600円 | 約44,400円 |
面白いのは、原価率が高いポテトでも粗利の総額はわたあめと大差ない点です。単価が高く売れる数も出るから。原価率の低さだけで選ぶと、この視点を落とします。
ただしこれは「全部売り切れた場合」の数字。実際は天候や人出で簡単に半分以下になります。私が一番こわいのはここです。
客単価とセット販売・トッピングで利益を伸ばす
原価率の低い商材は単価が小さいのが弱点。これをセットとトッピングで補います。
かき氷なら練乳・あずきの追加で100〜150円上乗せ。フライドポテトはチーズや明太のトッピングで単価を一段上げられる、と業界記事も指摘しています。トッピングは原価が小さく、粗利をそのまま積み増せるのが強みです。
屋台の開業にかかる費用と必要な手続き
ここは私が今まさに準備している領域です。私の場合、キッチンカー開業の資金内訳は約400万円。屋台(リヤカー型)はもっと安く始められますが、何にいくらかかるかを正直に分けて書きます。

初期費用・設備投資の内訳(屋台車・調理器具・電源)
屋台車本体、調理器具、ガスや発電機、看板。ここが最初の山です。私のキッチンカーは車両改装が費用の大半を占めました。屋台のリヤカー型ならもっと圧縮できます。
具体的な機材価格は店舗や中古市場で大きく振れます。確定額として出せる数字が手元に無いものは、ここでは断定しません。見積もりを2社以上取るのが安全です。
出店料・人件費・燃料費などのランニングコスト
忘れがちなのが毎回出ていくお金です。出店料(場所代)、人を雇うなら人件費、発電機の燃料、容器や割り箸。
出店料はイベントによって固定額のところと、売上の何割という歩合のところがあります。歩合だと売れなかった日のダメージは小さい一方、売れた日は取り分が減る。私はまず固定額の小規模イベントで様子を見るつもりです。
営業許可・保健所の手続き・食品衛生責任者の取得
ここは絶対に省けません。私は食品衛生責任者の資格を先に取りました。各都道府県の講習を1日受ければ取得できます。
そのうえで、出店地域を管轄する保健所の営業許可が必要です。扱う品目・設備(給排水タンクの容量など)で条件が変わります。許可なしの営業は論外。最寄りの保健所に図面を持って事前相談するのが結局いちばん早いです。
季節・場所で選ぶおすすめ商材と出店戦略
同じわたあめでも、出す季節と場所で結果は別物になります。ここは順位より大事かもしれません。

夏はかき氷・冬は温かい商材など季節別の選び方
かき氷は原価率3.3%と強いですが、真冬にはまず売れません。逆に冬は唐揚げ・焼きそば・温かいドリンクが伸びます。
私の見立てでは、通年で1品に絞るより、夏は氷系・冬は揚げ物や温物、と季節で主力を入れ替えるほうが安定します。設備を共用できる組み合わせを選ぶのがコツです。
出店場所(立地)とイベントの探し方・応募方法
屋台は立地が9割、と言っても大げさではありません。人が滞留する場所に出せるかで売上が決まります。
イベント出店は、主催者の募集ページや出店者募集サイトから応募します。商工会や地域のお祭り事務局に直接問い合わせる手もあります。実績ゼロのうちは小さな地域イベントから入り、写真と数字を残して次につなげるのが現実的です。
メニューの絞り込みと独自性
あれもこれも出すと、仕込みもオペレーションも崩れます。主力は1〜2品に絞る。私はクレープという軸で勝負しますが、屋台なら「かき氷+トッピング数種」のように一点突破が回しやすいです。
なぜこれらの食べ物は原価率が低いのか
上位メニューに共通する理由は3つに整理できます。出典の原価率データ(わたあめ2.7%、かき氷3.3%、チュロス5.7%)の背景です。

原材料費が安い
わたあめは砂糖、かき氷は氷。主原料が一つで、しかも安い。だから売価との差がそのまま粗利になります。これが原価率を一桁に押し下げる最大の理由です。
調理工程がシンプル
工程が少ないほど、人手も時間も食いません。かき氷は削る、わたあめは巻く。慣れれば1人でも回せて、人件費を抑えられます。
保存がきき食品ロスが少ない
砂糖も氷も日持ちします。売れ残っても翌日に回せる。生鮮を扱う唐揚げと違い、食材を捨てるリスクが小さい。これは利益を守るうえで地味に効きます。
屋台で成功するための販促とオペレーション
良いメニューを選んでも、回せなければ機会損失です。ピーク時のさばき方と集客は、利益に直結します。

ピークタイムを乗り切る回し方
お祭りの売上は数時間に集中します。その時間に行列をさばけるかが勝負。
わたあめやかき氷が強いのは、ここでも効きます。工程が単純だから1人でも数を出せる。事前に下処理を済ませ、提供を流れ作業にしておくと取りこぼしが減ります。
キャッシュレス決済やSNS集客
現金だけだと釣り銭の手間でレジが詰まります。QRコード決済を1つ入れるだけで回転が上がります。
集客はSNSが効きます。出店日時と場所を前日に告知し、当日の写真を上げる。私は準備段階から経過を発信していますが、まだ売っていなくても「気になる」という反応は集まります。これが初出店の集客の土台になります。
行列を作るブランディングと価格設定
行列は最強の看板です。少し提供をゆっくりにしてでも列を見せる、という考え方もあります。
価格は「お祭り価格」が許される場です。わたあめ300〜500円は珍しくありません。安売りより、見た目や名前で特別感を出して適正に取るほうが、結局リピートにつながります。
失敗事例から学ぶ赤字パターンとリスク管理
ここが一番読んでほしい部分です。原価率が低くても赤字は出ます。私が準備中に「これは怖い」と感じたパターンを共有します。

赤字になりやすい典型パターン
よくあるのが、出店料が高いイベントに人出を読み違えて入るケース。歩合ならまだしも、固定の高額出店料で雨が降れば一発で赤字です。
もう一つは仕入れすぎ。売れると見込んで生鮮を抱え、売れ残って廃棄。原価率の低い氷や砂糖中心なら、この傷は浅くて済みます。
仕入れルートと原材料の調達先の確保
安定して安く仕入れられるかは利益に直結します。業務用スーパー、製菓材料の問屋、ネットの業務用通販を比較して、定番の調達先を決めておく。
わたあめ用のザラメ、かき氷シロップは箱買いで単価が下がります。イベント直前に小売で買い足すと原価率が一気に悪化するので、ここは計画的に。
天候・在庫リスクへの備え
屋台は天気に殺されます。雨の予報が出たら、生鮮の発注を絞る。これだけで廃棄リスクが下がります。
在庫リスクの小ささで言えば、やはり日持ちする砂糖・氷系が守りやすい。攻めと守りのバランスで、夏場の保険として原価率の低い1品を持っておくのは賢い選択だと私は考えています。
よくある質問(FAQ)
準備中によく聞かれること、自分でも調べたことをまとめます。

よくある質問
最後に一つだけ。原価率の数字は強い味方ですが、それだけで決めないでください。私が準備しながら痛感しているのは、立地と天候、そして当日の回し方で結果は何倍にも変わるということです。
次の一歩は、近所の保健所に電話して事前相談の予約を取ること。ここから先は机上ではなく現場です。一緒に動き出しましょう。
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資金400万円・メニュー開発・営業許可・原価・初売上まで、開業0→1の全記録を密着で公開