ケバブの原価は1食いくら?原価率と利益を徹底解説
- ケバブ1食の製造原価は牛肉なら約200円、鶏肉なら約230円が目安。
- ピタパン約50円、肉約130円、キャベツ・ソース・包材で約30円という内訳になる。
- 販売価格500円で売ると原価率は約40〜46%、粗利は1食あたり270〜300円ほど。
- キャベツなど野菜の高騰で原価は簡単に上振れするので、余裕を持った価格設定が必要。
- 仕入れをスターケバブ等の通販セットに切り替えると味と満足度は上がるが原価はやや増える。
私はいまクレープのキッチンカーで開業準備中で、資金内訳400万円を実例公開しながら記録しています。ケバブは候補に挙がった業態のひとつで、原価計算をかなり細かく調べました。その調べた中身を、正直な数字でそのまま書きます。
ケバブの原価はいくら?1食あたりの目安をまず解説

ケバブ1食の製造原価は200〜230円で、これは牛肉か鶏肉かで変わります。
この数字は私が勝手に出したものではなく、実際にネット上で語られている原価の内訳を確認したものです。牛肉を使う場合で約200円、鶏肉に替えると約230円という試算があります。
製造原価は200円程度でしょうかね? ピタパンが50円程度、牛肉を使うとして1人前80g(店頭での一般的な量)で130円程度、キャベツ・ソース・梱包紙に30円程度だと思います。
ケバブ1食の製造原価は200〜230円が目安
牛肉ケバブの内訳はピタパン50円、牛肉130円、キャベツ・ソース・包材30円で合計210円ほど。ざっくり200円と覚えておけば大きく外しません。
鶏肉に替えると肉自体は安くなるはずなのに、上記の試算では原価が約230円に上がっています。これは通販セットで一式そろえた場合の想定で、味と客の満足度が上がる代わりに原価が乗るからです。安ければ良いという単純な話ではない、というのが最初の学びでした。
原価率とは?利益率との違いをわかりやすく説明
原価率とは、販売価格に占める材料費(原価)の割合のことです。計算式は「原価 ÷ 販売価格 × 100」。
例えば原価200円のケバブを500円で売ると、原価率は40%。残りの60%が粗利益(あら利益=売上から原価を引いた儲け)で、これが利益率にあたります。
ここで注意したいのは、粗利益がそのまま手取りにはならないこと。粗利からさらに人件費・光熱費・出店料などを引いて、やっと本当の儲けが残ります。原価率と利益率は表と裏の関係ですが、利益率だけ見て安心すると足元をすくわれます。
ケバブの原価を材料別に細かく計算する
ケバブの原価の大半は肉が占め、次いでピタパンが重く、野菜とソースと包材は合わせても30円前後です。
どこにお金がかかっているかが分かると、コスト削減の狙い所も見えてきます。まずは材料ごとの単価を1枚の表に整理しました。
ピタパン・肉・野菜・ソース・包材の単価内訳
| 材料 | 内容・分量 | 原価の目安 |
|---|---|---|
| ピタパン | 1枚 | 約50円 |
| 牛肉 | 80g | 約130円 |
| キャベツ・ソース・包材 | 1食分 | 約30円 |
| 合計 | 1食 | 約210円 |
見ての通り、肉が全体の6割以上を占めます。原価を動かしたいなら、まず肉のポーション(1食あたりの盛り量)と仕入れ単価を触るのが一番効きます。逆にソースや包材を1円削っても、体感できる効果はほとんどありません。
牛・鶏・ラム・ミックスなど肉の種類別の原価比較
肉の種類で原価は変わり、確認できた試算では牛肉使用で1食約200円、鶏肉を含む通販セット利用で約230円でした。
| パターン | 1食の原価目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 牛肉(自前で調達) | 約200円 | 肉の単価を抑えやすい |
| 鶏肉(通販セット一式) | 約230円 | 味と満足度が高い・手間が少ない |
正直に書くと、ラムやミックスの信頼できる単価は今回の調べでは確認できませんでした。ここは開業前に必ず自分で見積もりを取るべき部分です。数字がない項目を「なんとなく」で埋めると、開業後に原価が想定を超えて焦ることになります。
キャベツや玉ねぎの価格高騰時に原価が上がるリスク
野菜が高騰すると、ケバブの原価は簡単に上がります。
元の試算にも「キャベツが高騰すると原価が上がる」とはっきり書かれています。普段30円で収まる野菜・ソース・包材のうち、キャベツ分が跳ね上がれば、1食の原価が10〜20円単位で膨らむこともあります。
キャベツ・ソース・梱包紙に30円程度(キャベツが高騰すると原価が上がる)だと思います。
私がクレープで痛感したのも同じで、天候や相場ひとつで材料費は動きます。原価率をギリギリで組むと、こういう変動を吸収できません。野菜が高い時期に備えて、価格を少し余裕を持たせておくのが現実的な守り方です。
仕入れ先でケバブの原価はどう変わる?
同じケバブでも、業務用卸か通販セットか直輸入かで原価と手間、そして味は大きく変わります。
確認できた一次的な意見では、スターケバブの通販で一式そろえてキャベツだけ別途用意する方法が、味も良く客の満足度も高いと評価されていました。原価は上がっても、素人が一から仕込むより結果が安定するという判断です。
業務用卸・通販セット・直輸入の価格比較
仕入れ先ごとの正確な単価表は、公開情報だけでは組めませんでした。ここで無理に数字を並べると創作になるので、確認できた事実だけ書きます。
| 仕入れ先 | 原価の傾向 | 味・満足度 |
|---|---|---|
| 通販セット(スターケバブ等) | やや高め(鶏肉で約230円) | 味が良く満足度が高いとの評価 |
| 業務用卸 | 要見積もり | 品質・量は交渉次第 |
| 直輸入 | 要見積もり | ロット次第で単価は下げやすい |
卸と直輸入は「安くできる可能性がある」とは言えても、実際の単価は取引条件で全く変わります。ここは開業予定地の卸に直接あたるのが唯一の正解です。
仕入れロットによる単価の変動
仕入れは量をまとめるほど単価が下がるのが基本ですが、ケバブの場合は在庫リスクと表裏一体です。
肉を大量に安く仕入れても、売り切れなければ廃棄になります。特に開業直後は1日の販売数が読めません。私は「安くなるから」と多く仕入れて、結局ロスで原価が上がる、という失敗を一番警戒しています。
冷凍肉と生肉・成形肉と塊肉の違い
冷凍・成形肉はオペレーションが楽で在庫も持ちやすく、生肉・塊肉は味で勝るがロス管理が難しい、というのが実務上の違いです。
元の試算にあった「事前に調味料に漬けて下味を付ける」「牛脂などの脂を多めに入れる」といった工夫は、生肉や塊肉を自分で仕込む場合の話です。手間はかかりますが、その分オリジナリティと味が出せます。
逆に成形肉や通販セットは、味の安定と回転の速さが武器。開業初期は迷わず後者から入るほうが、私は失敗が少ないと考えています。
ケバブの販売価格と利益の決め方

ケバブの販売価格は400〜500円が現実的なラインで、原価200円なら1食あたり200〜300円の粗利が残ります。
元の試算では、素人が提供するなら一般的な500円は少し高く感じられ、400円程度が目安とされていました。学園祭など安く出す場面では200円という声もあり、状況で適正価格はかなり動きます。
適正な販売価格の設定方法と地域・立地別の相場
販売価格は「原価 ÷ 狙う原価率」で逆算するのが基本です。
原価210円で原価率を40%に抑えたいなら、210 ÷ 0.4 = 約525円。切りよく500円にすると原価率は42%です。イベントや繁華街なら500円でも通りますが、学生街など価格に敏感な立地では400円が現実解になります。
一般的な提供価格の500円だと少々高い気がしますので400円程度が目安でしょうか?
1食あたりの利益額と損益分岐点のシミュレーション
確認できた試算では、原価をまかなう予算45,000円で225食を用意し、全部売れれば45,000円の儲けになる、という計算が示されています。
| 販売価格 | 原価 | 1食の粗利 | 原価率 |
|---|---|---|---|
| 400円 | 200円 | 200円 | 50% |
| 500円 | 200円 | 300円 | 40% |
| 500円 | 230円 | 270円 | 46% |
400円で売ると原価率は一気に50%まで上がります。安さで客を呼べても、材料費で半分持っていかれる。この表を見て、私は「価格を下げるより原価を下げる方が体力を残せる」と感じました。
メニュー展開ごとの原価と客単価アップの工夫
ケバブサンド1本だけでなく、ライスやプレートに広げると客単価を上げられます。
ライスやプレートは、ピタパンの代わりにご飯を使うぶん原価が読みやすく、盛りで満足感を出しやすいのが利点です。ドリンクやソースの追加で+100〜150円を狙うのも定番。ただしメニューを増やすほど仕込みとロスも増えるので、最初は2〜3種に絞るのが安全だと考えています。
ケバブの原価率を下げる具体的な工夫
原価率を下げる一番の近道は、肉のポーション管理とロス削減で、味を落とさずに数円〜数十円を積み上げることです。
肉が原価の6割を占める以上、勝負どころはここ。1食80gの肉を毎回きっちり量るだけで、無意識の盛りすぎによる原価上振れを防げます。
歩留まり改善とポーション管理でロスを減らす
ポーション管理とは、1食あたりの盛り量を決めて毎回そろえることです。
感覚で盛ると、忙しい時ほど多めになりがち。80gのつもりが90gになれば、肉130円分が146円に増えます。1食16円でも、1日100食なら1,600円、月に約4.8万円の差。地味ですが、ここが一番効きます。
食材ロス・廃棄率を抑える在庫管理
仕入れ過ぎによる廃棄は、原価率を静かに押し上げる最大の犯人です。
225食分を用意して全部売れれば儲けは出ますが、売れ残れば残った分がまるごとロスになります。天候の悪い日や来客の少ない曜日を読んで仕入れを調整する。開業初期は「少し足りないくらい」で回すのが、私が決めているルールです。
自家製ソースで原価と満足度を両立する
自家製ソースは原価を大きく変えないまま、味の差別化と満足度アップに効きます。
元の試算でも「様々なソースを用意する」ことが成功のコツに挙げられていました。ソース・野菜・包材で30円のうち、ソースの原価は数円。ここを工夫してオリジナルの味を出せば、同じ500円でも「また来たい」と思ってもらえます。原価を削るより、満足度で選ばれる方が長く続くと私は考えています。
ケバブ屋台・キッチンカーは儲かる?総原価で考える
ケバブ屋台が儲かるかは材料の原価率だけでは決まらず、人件費・光熱費・出店料まで含めた総原価で見て初めて分かります。
粗利300円のケバブでも、そこから諸経費を引くと手取りは大きく減ります。ここを甘く見積もると「売れているのに残らない」状態に陥ります。
人件費・光熱費・水道費を含めたトータルコスト
材料費以外にも、人件費・ガス・電気・水道・出店料が毎日かかります。
キッチンカーなら発電機やガスの燃料代、洗い物の水道、そして自分以外に人を雇えばその人件費。1人で回すなら人件費は浮きますが、その分体力を売っている状態です。粗利率が高く見えても、稼働時間で割ると時給がびっくりするほど低いこともあります。
実店舗とキッチンカーの原価・コスト構造の違い
キッチンカーは家賃が固定でかからない代わりに、出店料が売上に連動して重くのしかかります。
